広告

AIとデータでベストセラーを量産する出版社「Inkitt」の戦略

2024年6月3日

Inkitt
みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

今回のエピソードでは、AIを活用してベストセラーを開発する出版社「Inkitt」について紹介しています。

Inkittはベルリンで設立され、現在はサンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業です。

Inkittの特徴は、ユーザーが投稿した作品をAIで選別し、改良を加えて配信することです。このプロセスにより、ベストセラーを生み出す確率を高めています。記事によれば、Inkittは従来の出版社に比べて20倍の成功率を誇ります。また、同社はユーザー数3,300万を獲得し、「Galatea(ガラテア)」という別のプラットフォームで配信・販売することで、さらなる成長を目指しています。

最近、InkittはシリーズCで65億円を調達し、ゲームやオーディオブック、動画コンテンツへの進出を計画しています。Galatea TVでは、ベストセラー作品をテレビシリーズ化し、50万ドルの収益を上げています。これにより、同社は黒字を達成し、昨年比で売上も倍増しているといいます。

Inkittの成功の鍵は、AIとデータサイエンスを駆使して、読者の好みに合った作品を提供する点です。ABテストを繰り返し、最適なストーリー展開やタイトルを見つけ出すことで、読者の興味を引き続けています。また、翻訳ソフトを活用して、全ての本を10カ国語に同時翻訳することで、グローバルな読者にも対応しています。

同社はAI技術を活用し、物語の生成から配信まで一貫して行う新しい出版モデルを築いています。これにより、本だけでなく、ゲームや動画など様々な形でコンテンツを提供することが可能です。Inkittは、21世紀のディズニーを目指し、出版業界に革新をもたらす存在として注目されています。

Inkittの取り組みは、日本の出版界にも多くの示唆を与えます。従来の出版モデルから脱却し、AIとデータサイエンスを活用することで、新しい形の本作りやコンテンツ提供が可能になることを示しています。

詳しくは以下からぜひ音声での解説を聴いてみてください。

#102 AIとデータでベストセラーを量産する出版社「Inkitt」の戦略

今回のトーク内容

本の未来を考えるポッドキャスト『booklife radio』。今回は下記のテーマでお話しました。

今回のトーク内容

  • 新しい出版社Inkittについて
  • 自費出版プラットフォームInkittの特徴
  • 第二のアプリ「Galatea(ガラテア)」で配信・販売
  • 読書スタイルの変化
  • 物語作りの工夫
  • コンテンツの多様性と展開
  • 物語作りのプラットフォームとAI活用
  • AIを活用した物語作りの懸念点

Apple Podcastやyoutube、Amazon Musicでもお聴きいただけます

ApplePodcasts

みたっくす

ポッドキャストアプリ側(SpotifyでApple Podcast)で「フォロー」を押すと、新着エピソードを定期的に受け取ることができるようになりますよ

日経にも掲載された読書会が復活!

読書しない読書会
  • この記事を書いた人

みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

-podcast