こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!
オーストラリアの都市メルボルンに来ています。
お目当ては死ぬまでに1度は訪れたい図書館と言われているビクトリア州立図書館。
「メルボルン 観光」と調べれば、どのガイドブックやネットの記事でも紹介されています。
実際に訪れてみて、その名に恥じない壮麗な雰囲気は、確かに1度は訪れるべき場所だと思いました。そして、建築物としてはもちろん、図書館の中にはギャラリー展示もあり美術館館としても楽しめます。
一方で、つい視覚的なことで満足してしまいますが、この図書館の魅力は施設の美しさだけではありません。
開かれた図書館の存在
図書館を訪れたらそこにいる人たちを観て欲しいです。
パソコンで作業している人、勉強している人、中にはおしゃべりしてる人も。他にはチェスなどボードゲームをしている人たちの姿を見ることができ、おしゃべり厳禁の雰囲気を醸し出している日本の図書館とは、明らかに伝わってくる雰囲気が違います。
他にもお弁当や自前の水筒を持ってきて飲食している人たち。また外の芝生エリアにはビーズクッションが置かれ、寝転んでいる姿も。
とにかく図書館にいる人の顔を見ているとどこか余裕を感じます。私だけが感じたことかもしれませんが、そんな余裕が、こうした誰にでも開かれた図書館を運営できているのではと思いました。
実際に現地在住の方に聞いてみても、ふらっと入って、ちょっと作業して出ていくのも当たり前で、暇つぶしに来たりもするとのことでした。それは、観光客も同様で、自由に入って使用することができるのです。
歴史的な図書館の多くは、入場条件やセキュリティが厳しいところも多く、場所によっては観光施設として入場料をとるところもあります。
そんな中、150年の歴史を持つ図書館が、オープンに利用可能である所が、メルボルンという都市全体の魅力にもなっているのだと思いました。
こぼれ話
訪れた2019年10月時点、図書館の表側の改修工事が行われており、表の入口から入れませんでした。そこで裏口から入ることになるのですが、1つゲートを超えると、開けた空間=読書スペースが現れます。
この読書スペースを、メインのドーム状のスペースと勘違いし、凄い凄いと写真を撮り始める日本人が多くいるんですと何十人と案内してきたガイドさんから教えてもらいました。。。
なんか、、、残念なお話ですよね。ある意味、幸せですが、、、
ちゃんと自分の眼で見て、頭で考えて、良いも悪いも本物も偽物も判断してこそ旅は楽しくなるのではないかなと。そんなことをこの話を聞いて思いました。