こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!
今回のエピソードでは、詩人・最果タヒさんがWebスピンで連載を始めた『本気の「好き」を伝えるためのお手紙講座』について話します。
この記事を読み、手紙やファンレターの価値を再発見したことについて述べます。Webスピンは河出書房新社が運営するメディアで、最果タヒさんの新連載「燃えよファンレター」は、ファンレターの書き方を指南する内容です。形式に囚われず、感情を素直に表現することが重要であると強調されています。
最果さんは、手紙は「伝えたい!という感情で火をつけて走らせる星のようなもの」と表現し、言葉の内容よりも、その背後にある情熱や感情が重要であるとしています。手紙を書く行為自体が相手に大きな意味を持ち、その熱意や思いが相手に伝わることが重要だと言います。
最近、AIが文章を生成することが一般的になってきています。例えば、インキットという自費出版プラットフォーム「Inkitt」では、AIを活用してベストセラーを生み出す取り組みが進んでいます。しかし、AIが生成した文章には、人間の感情や熱意が欠けていると感じることもあります。AIが書いたものは技術的に優れていても、人間が感じる「温度感」や「情熱」は伝わりにくいのではないかという疑問が浮かびます。
最果さんの講座は、まさにこの点に焦点を当てており、人間が手書きで書く手紙の価値を再評価する内容です。AIがどんなに進化しても、人間の感情や思いを直接伝える手紙の価値は変わらないと感じます。手紙を書くことによって、自分の感情を整理し、相手にその熱意を伝えることができるのです。
手紙やファンレターは、技術が進化しても失われない人間的なコミュニケーションの一つです。AIの時代にあっても、人間が作るものの価値を再確認する機会となり、手紙を書くことの大切さを改めて認識しました。人間の感情や思いを込めた作品は、今後も多くの人々に感動を与え続けるでしょう。
詳しくは以下からぜひ音声での解説を聴いてみてください。
#103 最果タヒさんのお手紙講座に学ぶ「感情を込めた作品」こそが与える感動
今回のトーク内容
本の未来を考えるポッドキャスト『booklife radio』。今回は下記のテーマでお話しました。
今回のトーク内容
- 本気の好きを伝えるお手紙講座
- 手紙の伝える感情と情熱の重要性
- AIの創作と人間性
- 文章の感情と表現
- 人間的な熱量の部分とAIの影響
- 人間的なものとAIのコンテンツ
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