ブックライフ

読書感想文を続けよう!自分の意見を形にして、人に伝える最適な大人の宿題

読書感想文

こんにちは、みたっくすです。

booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指して、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。

夏休みの時期になると話題になる読書感想文。
今年は、Twitterでこんなツイートが話題を集めていました。

「私の時代は『感じたことを書きましょう』でほっぽりだされてた読書感想文、今年の夏は進め方のテクが配られており、嬉しさでもう感無量っすよ 拝み倒したい〜」と、写真付きの投稿がこの記事アップ時には65,000件以上の“いいね”を集めているほか、25,000件以上拡散しています。

これだけの拡散の理由には、読書感想文に対して、苦手意識を持っている方が多いからではないでしょうか。また読書感想文がきっかけで本が嫌いになってしまった人もいるでしょう。そうした過去の思い出が、これだけの反応を生み出しているのかもしれません。

一方で、バズっている一枚の用紙の中身を見てみるとそこには読書感想文というものが、個性を引き出し、個性を伝えるために最適な方法のように思えてきます。

特に「①本を選ぶ」というところは、主催している「読書しない読書会」が日経新聞やNHKにも取り上げてもらう際のポイントとして注目してもらったところです。

今回は、子供の宿題はもちろん、大人の宿題として取り組む価値のある読書感想文について思ったことを書きます。

読書感想文の意義とは

あくまで私の場合ですが、子供の頃を振り返ったとき、そもそも読書感想文の意義を教えてもらった記憶がありません。記憶としては、「本を読んで、感想を書くこと。」ぐらいでしょうか。

また感想なのに、一人ひとり採点されるものだからすごく不安を感じていたことも覚えています。そのような状態では、本を選ぶこと、読みたいという気持ちにはなれませんでした。

一方で、バズっているプリントに書かれた進め方を見ていると、そこにはテクニックだけでなく、個性を育み、周りに伝える取り組みであることが伝わってきます。
一つ一つにあなたはどう思うの?その理由は?という問いかけをしていることが印象的です。

つまり読書感想文は、「本のことではなく、自分のことを書く作文」だということがわかってきます。そのためか「本のあらすじについては、みじかくまとめよう」という記載も象徴的です。

子供の頃は、本について書くという意識が強かったのではないでしょうか。本を精読して、あらすじを原稿用紙1~2枚くらいにまとめるようなことをしていて、大変だった記憶があります。

本のことを書くのか、自分のことを書くのかという認識の違いは、読書感想文に向かう姿勢において、大きな違いになるではないでしょうか。

自分のことを書くという意識だったらもっと気楽に取り掛かっていたかも

人に伝わる構成

「起承転結」「序論・本論・結論」など話のまとめ方、伝え方には伝わりやすい型というものがあります。

プリントの流れを見てみると、①~④を通して、人に伝わりやすい流れを作っていることがわかります。またあらすじの部分では、いつ、どこで、誰に、何をいう5W1Hについても触れています。

最後は、①、③、④は、自分の考えを書くようにしているので、きっとその子らしい感想文になり、また話の流れも上手くできるのだと想像ができます。

小学1,2年生であればあるがままの感情を書くでしょうから、思いもよらない箇所を取り上げ、想像もできないような感想が出てくる気がします。このプリントをもらった子達の感想文を読みたくなりました。

またこうした伝え方は、仕事ではプレゼンテーションや周りを説得するときにも応用できる内容ではないでしょうか。話の組み立てに頭を悩ましている方は参考にしてみると良いかもしれません。

本をきっかけに個性を受け入れる

今回のプリントの内容は、言い換えるならば自分の意見を形にして、人に伝えるための方法が書かれているとも解釈できます。そのきっかけに「本」を使っています。

これらを感想文という形ではなく、人が集まり、本の感想を言い合う形にすれば、一般的に「読書会」と呼ばれるものになります。読書会は、今ではほぼ毎日、全国各地、またオンラインでどこでもいろんな方が開催されているイベントになりました。

その背景には、多様性や個性が大事な時代と叫ばれている中、本をきっかけに個性を知ることや、本をきっかけに沢山の意見に触れ合うことが求められていくかもしれません。

例えば、主催している「読書しない読書会」は、参加者一人一人が本屋で自由に本を選び、その選んだ理由を言い合うといった内容で開催しています。選び方は十人十色で、選び方に個性が現れます。そうしたユニークな選び方から学ぶことが多く、お互いがフラットに楽しみあえる時間です。本が苦手な方が楽しめることも特徴の一つです。

興味のある方は公式サイトをご確認ください。

※緊急事態宣言下の2021年7月現在、開催を自粛していますが、状況が好転次第、再開予定です。

読書感想文についてまとめ

読書感想文は、「本のことではなく、自分のことを書く作文」と書いたとおり、その人のことを知るための宿題であり、毎年続けていくと、その子の個性の移り変わりがわかるものになっていくことでしょう。

一方で、感想文が採点されるものになると点数をとるためのテクニックが重要になってしまい、没個性の感想文になってしまいます。そういった点数を取るためのプリントは流行らないで欲しいものです。

また読書感想文を書くことは、大人にとっても自分の考えを形にするよいきっかけになります。大人の夏休みの宿題として、本を読むだけでなく、感想文を書くまで一緒に取り組んでみてもいいかもしれませんね。

また自分に合いそうな「読書会」を探して参加してみるのもおすすめです!

▼読書感想文のようにアウトプットを前提に読むことの効果について書かれている本として、『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』を紹介します。

 

-ブックライフ

Copyright © BOOKLIFE , All Rights Reserved.