こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!
booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指したい人向けに、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。
今回は広島県尾道にある「本と音楽のお店 紙片」をご紹介します。
まず驚いたのは「紙片」の知名度です。尾道の知人や出会った人々に「尾道でおすすめの本屋あります?」と聞くと迷わず「紙片」の名前が上がります。(他にも弐拾db(ニジュウデシベル)を一緒に教えてもらいます。)
よく考えてみてください。地元のおすすめできる本屋の名前がすく頭に浮かびますでしょうか?きっと本屋と聞かれて思いつくのはブックオフや大手チェーン店になるのではないでしょうか。
みんなにおすすめされる紙片。どんな魅力のある本屋なのか見ていきましょう!
Contents
紙片にたどり着くまでがエンタメ
お店に着くまでが貴重なエンタメ体験です。
まずは間口が狭く奥に長い町屋づくりの建物(あなごの宿)の小路(通り土間)を抜けていきます。右手にはカフェを楽しむ人、続いてゲストハウスのお客さんがいてと、本当にここは通っていいところなのか?とドキドキします。
約40メートルの小路を抜けて奥庭に着くと看板を見つけることができます。
ただホッとするのもつかの間、看板の掛かった門をくぐった先も相変わらず生活感がある場所で、一体どこに本屋が?という気持ちに襲われます。
それでも進んでいくことでやっと白いカーテンがかかった入り口が迎えてくれます。
別世界へワープ
白いカーテンをくぐったその先は、まるで別世界へとワープしたような不思議な感覚を味わうことでしょう。
そこは日常の喧騒から離れて、じっくりと本と音楽を通して自分を向き合う最適な時間を提供してくれます。
デートスポットとしての「紙片」
滞在中カップルを何組か見かけました。デート先として選ばれているのでしょうか。本を指差し、仲睦まじくも真剣に話をしている光景はなかなか見れるものではありません。こうした雰囲気を作っているのも紙片ならではではないでしょうか。
お店自体がアートに変わる紙片
時間が経つにつれ、本を見ているつもりが一つ一つの作品を鑑賞している気分になります。
店主による選書や展示がそのように感じさせているのかはっきりわかりません。だけど、この本は好きだな、嫌いだなとまるでアート作品を通して自分の感性と向き合える場所へと変わっていきます。
さらに店主が頻繁に本の並びを整理しているのも印象的でした。
BGMももしかしたらお客に合わせて変えられていた気がします。きっとそこには美学があり、その美学がこの素敵な雰囲気を作っていることを感じさせてくれます。
しおりとしての「紙片」。驚きをありがとう
本を購入したら挟んでくれた「紙片」。
そこにはメッセージが書かれていました。
「ゆだんしたらねそう」
「しんじたらとべそう」
小さなサプライズの連続が、紙片を好きにさせてくれます。おすすめの本屋として紹介されていることにも納得しました。こうした小さなサプライズができるお店がいつまでも愛されるお店になっていくのでしょうね。
鑑賞する場所として
本の料金をお支払いするとき、どこか鑑賞料金を支払っている気分でした。
それほどお店自体を味わってもらいたい場所です。
そして、その味わいの料金としてぜひ、本というお土産を1冊、2冊選ぶと忘れられない時間になることでしょう。
ぜひ、紙片で素敵な本屋LIFEをお過ごしください。
今回訪れた本屋:本と音楽 紙片(しへん)
住所 | 広島県尾道市土堂二丁目4-9 あなごのねどこの奥の庭 |
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営業時間 | 11:00〜19:00 ※定休日/木曜 |
HP | 公式HP |
本屋訪問memo
よく考えると立ち読みしてもお金払わなくてよい本屋の構造っておかしなことかも知れないですね。それと少しだけ店主とお話できる時間があったのですが、マスク越しでも笑顔が素敵な方でした。今度伺う際はじっくりお話したいものです。
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