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流浪堂(るろうどう) 訪れるだけで賢くなれる魅惑の古本屋【東京の本屋】

2020年10月10日

流浪堂 るろうどう

みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

BOOKLIFEでは、「本屋で毎日を楽しく」をモットーに本屋にまつわる内容を発信しています。

今回は本屋紹介ということで、東京都目黒区にある古本屋「流浪堂(るろうどう)」をご紹介します。

この本屋を知ったきっかけは、広島県尾道市にある本屋「紙片(しへん)」の店主から都内のお気に入りの古本屋と紹介されたからです。

紙片(しへん)については以下、記事をご覧ください。

初めて流浪堂を訪ねてみて、一言で説明するなら「訪れるだけで賢くなれる」です。本当に素敵で魅惑的な本屋でした。

例えば、ジャンルごとに棚は分かれているのですが、置かれている本の年代が幅広く、「観光」で説明すると、旅行することが当たり前となっているここ数年に書かれたガイドブックから1930年代に国内を旅した人の「日記」まで置かれているのです。つまり約100年間の観光の変化を知ることができるのです。これは新刊書店で体験できるものではありません。

他にも企画展示では、本だけでなく、雑貨や写真、音楽を組み合わせ、五感を通して「知る」仕掛けが沢山。思わず本屋を出るときにお礼を言いたくなる本屋です。

そんな魅力と魅惑にあふれる本屋「流浪堂」の魅力について詳しく見ていきましょう!

流浪堂(るろうどう)に一歩踏み入れれば、そこは異空間

流浪堂 るろうどう

お店の外は如何にも古本屋っぽい印象を受けます。入るには少し勇気が必要と感じる方も少なくないかも知れません。

ですが、ドアを開けて、一歩踏み入れるとそこは異空間。
別の世界に足を踏み入れてしまった感覚に襲われ、グイグイと中へと引き込まれてしまいます。

流浪堂 入り口

おそらく入ってすぐのところに置かれた絵本によって童話の世界感が作られていたこと、窓がなく、床から天井までびっしりと本やポスターや雑貨などで締められているため、没入感がすごいのだと思います。

流浪堂 本棚

流浪堂 雑貨

本屋に限らず整理整頓された小綺麗なお店が多い中、下から上まで本や展示で見飽きない作りはむしろ新しさを感じます。

100年以上前の本も!?本の表紙を通して歴史が学べる

流浪堂 展示

雑多に本が積まれているように思われますが、実はジャンルごとにきれいに整理されています。このあたりは、◯◯系だなとわかる展示になっており、ひと目で分かる代表的な本が目に入る工夫がされているからかもしれません。

ただ、その中でも驚くのが置かれている本の「時代の幅」です。
例えば、チェーン店のブックオフに代表されるような古本屋に置かれている本は、2000年代、古いなと思って80年代、90年代位のものが主流ではないでしょうか。

流浪堂 平積み

それが流浪堂では、同じ棚に最近の本もあれば1930年代の本もあり、物によっては手にとったらペラペラと紙が落ちてしまいそうな古書まで置かれているのです。この時代の幅がとにかく面白く感じます。

興味のあるジャンルの100年前はどうだったのか?そして、どのように現代の形へと変わっていったのか?そんなことを考えるきっかけは新刊書店やネットでは中々できない体験ではないでしょうか。

好奇心をそそられる古本屋だからこその魅力がここにはあります。

高価な希少本

流浪堂 稀少本

100年前の古書というだけで保存の問題からも希少価値がでてくるものがあります。そういった希少な高価な本は、ガラスケースの中であったり、棚を分けたりと大事に保管されていることが一般的です。

それが流浪堂の展示の仕方では、金額での優劣がなく置かれています。

平積みになった表紙がおしゃれな珍しい古書を手にとって値段をみたら11,000円!そんなことが当たり前にあります。

10,000円を超える本ならもうすこし汚れないようにとか大事に展示したほうがいいのではという気になりますが、他の数百円の本と一緒に自然と置かれているのです。

このあたりが流浪堂という「流浪」という名前に由来している展示なのかもしれませんね。

流浪堂(るろうどう)の奥の小部屋は、まるで小さな博物館

流浪堂 展示室

トーチカと呼ばれる店内奥の小部屋では、「スイッツランド(スイス)」の展示が行われていました。

※公式のfacebookを拝見する限り、ほぼ毎月なにかしらの展示をしているみたいで、今回は、Emi Takahashi First Solo Exhibitionとのことです。

本はもちろん現地の写真や雑貨、そして音楽と5感を刺激する密度の濃い展示は、時間を忘れさせてくれます。

流浪堂 展示室

流浪堂 展示室

空間自体は、たたみ二畳ほどの決して広くはないスペースです。ですが、狭いからこそ一つ一つの展示をゆっくりと鑑賞してしまい、まるで貸し切りの博物館にいるような体験へと変わります。

流浪堂 体験

流浪堂 写真

気になるテーマが展示された際は、博物館を訪れる感覚で訪れてもいいかもしれませんね。

古書が新しい体験や学びをもたらしてくれる

気になる本が次から次へと出てきてしまい、あっという間に1時間が経っていました。他のお客さんを見ていても、入ってすぐ出ていくような方はいなくて、長い間たくさんの本との出会いを楽しんでいるようでした。

長く滞在してしまった理由の一つに、一冊一冊の本に(古書だけど)目新しさがあったのだと思います。これまでたくさんの古本屋を訪れてきましたが、流浪堂に置かれている本は見たことないものが多く、もしかしたら最寄りが学芸大学駅という土地柄が強く影響しているのかも知れません。

かなり昔に学芸大学は小金井市へ移設していますが、その当時からの古本が、この地に住む人に代々受け継がれながら流浪堂へと流れてきたものなのかもしれない。

そんな妄想が事実なら珍しい古書があるのも納得してしまいます。

だからこそ、きっと普段本を読まない方でも、流浪堂では何かしらの本との出会いがあると思います。それは中身ではなく、本というものの周辺も含めていろんな気付きがあるでしょう。デジタルとは違った楽しみがあります。

そして、本好きな方には新刊本屋では出会うことのない沢山の本を手にすることができる場所になるはず。

ぜひ、流浪堂で素敵な本屋LIFEをお過ごしください。

今回訪れた本屋 古本遊戯 流浪堂

住所東京都目黒区鷹番3丁目6−9
最寄り駅東急東横線「学芸大学駅」
営業時間平日 12:00~23:00 日・祝 12:00~22:00 定休日:木曜日 ※最新の情報はHPまたは店舗にお尋ねください
Facebookhttps://www.facebook.com/ruroudou/

本屋訪問memo

素敵な本屋の店長がおすすめする本屋は、いつも行ってよかったと思える経験を何度もしていると、こうした情報がもっと世の中に出てもいいのになぁと思うのである。

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みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

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