広告

尾道にある本と音楽のお店「紙片」。本を鑑賞したくなるアートな空間

2020年9月9日

広島尾道 本屋 紙片

みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指したい人向けに、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。

今回は広島県尾道にある「本と音楽のお店 紙片」をご紹介します。

まず驚いたのは「紙片」の知名度です。尾道の知人や出会った人々に「尾道でおすすめの本屋あります?」と聞くと迷わず「紙片」の名前が上がります。(他にも弐拾db(ニジュウデシベル)を一緒に教えてもらいます。)

よく考えてみてください。地元のおすすめできる本屋の名前がすく頭に浮かびますでしょうか?きっと本屋と聞かれて思いつくのはブックオフや大手チェーン店になるのではないでしょうか。

みんなにおすすめされる紙片。どんな魅力のある本屋なのか見ていきましょう!

紙片にたどり着くまでがエンタメ

通り土間 紙片

お店に着くまでが貴重なエンタメ体験です。

まずは間口が狭く奥に長い町屋づくりの建物(あなごの宿)の小路(通り土間)を抜けていきます。右手にはカフェを楽しむ人、続いてゲストハウスのお客さんがいてと、本当にここは通っていいところなのか?とドキドキします。

看板 紙片

約40メートルの小路を抜けて奥庭に着くと看板を見つけることができます。
ただホッとするのもつかの間、看板の掛かった門をくぐった先も相変わらず生活感がある場所で、一体どこに本屋が?という気持ちに襲われます。

入り口 紙片

それでも進んでいくことでやっと白いカーテンがかかった入り口が迎えてくれます。

別世界へワープ

バイオリン 尾道 紙片

白いカーテンをくぐったその先は、まるで別世界へとワープしたような不思議な感覚を味わうことでしょう。

尾道の本屋 紙片

そこは日常の喧騒から離れて、じっくりと本と音楽を通して自分を向き合う最適な時間を提供してくれます。

デートスポットとしての「紙片」

尾道の本屋 紙片

滞在中カップルを何組か見かけました。デート先として選ばれているのでしょうか。本を指差し、仲睦まじくも真剣に話をしている光景はなかなか見れるものではありません。こうした雰囲気を作っているのも紙片ならではではないでしょうか。

店内 尾道の本屋 紙片

お店自体がアートに変わる紙片

アート 尾道の本屋 紙片

時間が経つにつれ、本を見ているつもりが一つ一つの作品を鑑賞している気分になります。

書籍 尾道の本屋 紙片

店主による選書や展示がそのように感じさせているのかはっきりわかりません。だけど、この本は好きだな、嫌いだなとまるでアート作品を通して自分の感性と向き合える場所へと変わっていきます。

書籍 尾道の本屋 紙片

さらに店主が頻繁に本の並びを整理しているのも印象的でした。

BGM 店内 尾道の本屋 紙片

BGMももしかしたらお客に合わせて変えられていた気がします。きっとそこには美学があり、その美学がこの素敵な雰囲気を作っていることを感じさせてくれます。

しおりとしての「紙片」。驚きをありがとう

メッセージ 紙片

本を購入したら挟んでくれた「紙片」。
そこにはメッセージが書かれていました。

「ゆだんしたらねそう」

「しんじたらとべそう」

小さなサプライズの連続が、紙片を好きにさせてくれます。おすすめの本屋として紹介されていることにも納得しました。こうした小さなサプライズができるお店がいつまでも愛されるお店になっていくのでしょうね。

鑑賞する場所として

本の料金をお支払いするとき、どこか鑑賞料金を支払っている気分でした。
それほどお店自体を味わってもらいたい場所です。
そして、その味わいの料金としてぜひ、本というお土産を1冊、2冊選ぶと忘れられない時間になることでしょう。

ぜひ、紙片で素敵な本屋LIFEをお過ごしください。

今回訪れた本屋:本と音楽 紙片(しへん)

住所広島県尾道市土堂二丁目4-9 あなごのねどこの奥の庭
営業時間11:00〜19:00 ※定休日/木曜
HP公式HP

本屋訪問memo

尾道市内

よく考えると立ち読みしてもお金払わなくてよい本屋の構造っておかしなことかも知れないですね。それと少しだけ店主とお話できる時間があったのですが、マスク越しでも笑顔が素敵な方でした。今度伺う際はじっくりお話したいものです。

こちらもCHECK

尾道 本屋
尾道の本屋3選。行く度に楽しい、そこはもはや観光スポット

続きを見る

日経にも掲載された読書会が復活!

読書しない読書会
  • この記事を書いた人

みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

-日本の本屋, 本屋レビュー