連載

休日の開店にあわせて本屋を訪れると、素の自分を取り戻せる【第1回】

2022年5月7日

本屋

「本屋」と聞いて、どのようなことを思いますか?

本好きな人たちが訪れる場所で、普段本を読まない人からすれば遠い存在かもしれません。ましてやデジタルで本を読むことも、聴くこともできる時代になり、あえて本屋に行こうする人も少なくなっているかもしれません。

それでもそんな時代だからこそ、あえて本屋に足を運ぶことで得られることがたくさんある時代にもなりました。

本連載では、『本を読まなくても本屋がすごく楽しくなるシリーズ ~本を読まなくてもできる教養の磨き方~』と第して、本屋という素敵な空間を通して、自分の感性やセンス、多角的な視点の磨く方法を探っていきます。

静かな本屋で自分を見つめ直す

本屋の営業時間は、たいてい朝10時~11時頃から20時~22時頃となっています。こうしてみると夜遅くまで営業していることがわかるのではないでしょう。本屋としては仕事帰りにも寄ってもらいたい意図があるのでしょう。実際に20時以降に都内の本屋を訪れるとたくさんの人を見かけます。

一方で、開店してすぐの時間は空いています。遅い時間の利用に慣れている人が多いからなのか、特に休日ともなれば、開店直後は狙い目の時間です。

 

数千冊~100万冊にも及ぶ本に囲まれた空間を、一人歩いている時間は、普段の本屋とはどこか違った趣があります。本屋という商業施設なのに、自分だけの世界という感じもしてきます。

 

平日は、目まぐるしい日常を送っている人も多いことでしょう。

仕事など様々な課題に追われ、そうした責任や不安の中で気持ちが休むこともなく、素の自分のことについては自分が思っている以上に見えていないのではないでしょうか。

 

人けのない本屋の中を心静かに本と向き合う時間は、素の自分を取り戻させてくれます。

一人なのですから、見栄も虚勢も忘れ、気の赴くままに本を手に取ってみましょう。普段は行くことのないジャンルにあえて行き、そんな未知の世界なのに興味を惹かれる本との出会いを楽しみ、そして、その中から最後まで気になった数冊をピックアップしてみてください。

素直に気になった本の数々は、本当のあなたらしさを反映していることでしょう。必ずしも遠くの旅に行かずとも、休日朝の本屋でちょっとした自分探しができるのです。

あるいは、自分探しと言わずとも、リラクゼーションの一つとして、心に落ち着きと取り戻すためだけでも行く意味があるものです。

 

デジタルの進化により、本一つとってもあらゆる作品が次から次へとレコメンドされ、実際にそうした本を欲しくなる自分に気づくことも多いと思います。それはAIの進化によるもので、自分以上にAIのほうが自分のことを知っているという世の中になってきました。

もちろんそうした自分も自分であることは間違いありませんが、多くの情報に流された結果での自分かもしれず、素の自分が隠されてしまっているかもしれません。そのためにも一度、休日に本屋を訪れてみてください。それも混み始める前の開店直後にいくとこんな世界があったのかと驚くはずです。

誰にも邪魔されず、落ち着いて、自分の素直な気持ちで様々な本に触れるという時間は、忘れてしまっている素の自分に気付く時間となることでしょう。

ポイント

休日の開店直後は、ひと気の少ない本屋を楽しむ絶好のチャンス。

静かな本屋で様々な本と向き合うことで、ほんとうの自分が見えてきます。

 

日経にも取り上げられた読書会が2年ぶりの復活!現在申込み受付中

読書会

-連載

Copyright © BOOKLIFE , All Rights Reserved.