こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!
2020年、どのような本を読みましたか?
読んでよかったと思えるような感動を与えてくれる本に出会えましたか?
この記事では、主催している「読書しない読書会」参加者に教えていただいた「2020年に読んだ一番面白かったおすすめ本」をまとめました。
新しい本との出会いのきっかけとなる1冊を見つけてもらえたらと思います。
Contents
一番面白いと思ったおすすめ本まとめ
終末のフール
ぴ
世界が終わる「終末」も、見る人が違えばこんなも見え方が変わる。如何に自分が色眼鏡で世の中を見ているのかがよく判る、著者らしい面白さ溢れる本です。
モノの見方次第で、自らの生きる世界は如何様にでも変わる。そんな当たり前のことに気付かされました。
『明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?』という言葉にハッとさせられた一冊。
※「ぴ」さんのインスタアカウントはこちら
エンド・オブ・ライフ
むの
終末医療と人それぞれの「最期」がテーマです。祖父が亡くなった直後に読んだのですが、悲しさが募ったりするかなと思いきや、読後はとても前向きな明るい気持ちになりました。
というのも、死は確かに一つの「エンド」ではあるが、「亡くなりゆく人がこの世に置いていくのは悲嘆だけではない。幸福もまた置いていくのだ」ということが実感できたし、死は決して「クローズド」なものではなく、どこかの誰かへ繋がっている「オープン」なものである、ということが分かったからだと思います。
佐々さんのノンフィクションはどれもおすすめです!
もういちど生まれる
さか
学生たちの日常と心の揺れ動きを描いた短編集です。短編といいつつも、それぞれの話に繋がりがあります。爽やかな読後感ではないのでそれはご了承いただければと思います。
著者の朝井リョウさんと私は出身大学が一緒で、話の中の大学の描写に懐かしさを感じる部分があり、それも好きな理由でもあります。あとは、擬音語が素敵です。鮭を焼くという描写だけで何であんなに素敵な文が書けるんだろうって思ってしまいます。
短編集なので一つ一つの話はすぐ読めるので、仕事終わりなんかに読んで郷愁に浸っていただければ幸いです。
カラスの教科書
パンポポ
とても身近な存在のカラスという鳥。でも、この本を読んでみるとカラスって奥が深い。
知ってるつもりでも、知らない事が沢山で雑学としても面白いですが、何よりも筆者がカラス好きで、その気持ちがエピソードに込められてるのが読んでて微笑ましい本でした。
専門家の書いた本ですが一般人向けにとてもわかり易い文章で、マニアックになり過ぎていないのが丁度良いです。
センスは知識からはじまる
keiko
センスとは知識を得ることで磨くことができる、という内容に共感できた。特に、この本の著者水野学さんの会社のプロデューサーの方の体験談が興味深い。
彼女は「自分には生まれつきセンスがない」と思い込んでいたが、日々大量のデザインを見て判断が下されて行く様子を観察して行くうちにデザインの知識が蓄積し、3ヶ月後にはデザイナーに指示が出せるほどになったとのこと。
仕事やプライベートなど、いたるところでセンスが問われることがある。「自分にはセンスがない」と悩んでいる方にぜひ読んでみて欲しい。
※「keiko」さんのインスタアカウントはこちら
思考の整理学
はぴた
教育業に携わる傍ら、現代文を学習する中で何度も出てくる筆者が気になり手にとってみた。現代文の問題に多数使われていることもあって、やはりとても読みやすい。
いつも私は必要そうな箇所だけを読み取っていく読み方だが、こちらは飛ばすのがもったいなく感じるくらい楽しめる読み物として、じっくり楽しんで読み進めることができた。
「考える」とは何か、知識を入れるコンピューターと人間の違いにも触れ、生活リズム、人との付き合いなど著者の生き方に触れられる、定期的に読み直したい良書。
AI時代の子育て戦略
mami
子どもに対してしつけをする中で、何が正しいのか迷う瞬間がある。
そんな中、既にやってきているAI時代に対して子どもが順応していくために、どのような子育てをしていくのが良いのかと思い、ふと手に取った1冊。
子どもが夢中になれることを探すことがいかに大切か、習い事やプログラミング教育にも触れられており、自分はどのような方針をもって子育てをしたいのかを考えさせられた。
また、これまでの暗記中心の学校教育、学歴社会など、親自身も自分が辿ってきた道筋に向き合う機会が作れると思う。
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