
突然ですが、貯まる新聞や雑誌に困ってませんか?
かと言って捨てたくない内容が書いてあるから捨てられない、また保管するにも写真やスキャンはなんか違うんだよなぁと思う気持ちもあるかもしれません。
そんな時は「切り抜き」して「ファイリング」する選択も考えてみてはいかがでしょうか?
DXが叫ばれている中、アナログ作業なんて手間も時間もかかるし、面倒だなぁたと思われるかもしれませんが、しっかり環境を整えて続けるてみると不思議なほど楽しくなり、得られるものもたくさんあります。
得られるもの
- 「個性」や「強み」に気づき、伸ばすことができる
- オリジナルのキュレーション本が作れる
- ときめくものに囲まれる生活
- ボケ防止
片付ける仕組みができると無意識に住まいに感じているストレスもなくなりますし、やはり自分で選んだ物に囲まれた生活は格別です。
今回は新聞や雑誌のファイリングが楽しくなるコツとその仕組みを作る道具を紹介させていただきます。
Contents
切り抜くことが大事
ファイリングと言われると、バラバラの書類を整理することを想像すかもしれませんが、一番大事だと思っていることは、切り抜きすること、つまり興味関心事を形として保管することにあると思っています。
そして、興味・関心を大切に育てることは、「個性」や「強み」を伸ばすことに繋がります。
例えば、新聞や雑誌などで世の中で起きていることを知り、「これは興味ある!」「これ面白そう!」「もっと知りたい!」と思ったことも初めのうちは一つの「点」でしかはありませんが、それらが溜まっていくとつながりが出てきて、いずれ「面」となり、大きな意味を生み出します。
例えば、1か月前のことを振り返り、あの時はあんなことに興味があったんだと気づくこともあれば、1年間もずっと興味を持ち続けていることがあるなど客観的に自分が見えてきます。そうした気づきの中で、もっと知りたいことがあればそれこそ書籍の出番となるでしょう。

また成果として一つのファイルがいっぱいになった時は、まるでキュレーションされたオリジナルの本ができたようにも感じます。
誰もがオリジナルのものを作りあげることに楽しみを感じるのではないでしょうか。
きっと一つのファイルができる頃には、そのプロセスで得た気づきを、周りに話したくてウズウズしているかもしれません。

切り抜きとファイリング道具の紹介
ファイリング作業を始めようとしても、ランニングと同じで最初は辛いとか面倒だと感じるのも事実です。だけど切り抜きが溜まってくると楽しくなってきますので、習慣になるまでが大事だと考えています。
正直、切り抜きはしていたけど、ファイリングせずに箱にしまっているような時期もありました。この状態が駄目というわけではありませんが、やはりファイルにまとめると振り返りやすいですし、整理整頓されていることでのメンタル面の満足度も全然違います。
やはり自分で選んだものが見える形になっているのは大事なんだと思います。
そのために2020年は色々と楽しく続けるための試行錯誤をして、今では仕組みもほぼ完成して、習慣化されました。
そのきっかけは、家(オフィス)にいる時間が増えたという環境の変化もありますが、道具を一式見直したことが大きかったです。
そもそもハサミで切り抜いていた頃は、きれいに切れないことに不満を持ち、さらに雑誌でも新聞でもページの中心部分を切り抜く際にストレスを感じていました。
その後、ハサミからカッターに切り抜く道具を変えたものの、そもそも安物だったからかうまく切れないことに苛立ち、ときには力を入れすぎて机を傷つけたりと、今では考えられないような作業を繰り返していました。
そんな過程を得て、カッターをはじめとしたファイリングに必要な道具を見直していくと小さなストレスが次々と減り、スムーズに切り抜きからファイリングまで行える環境へと劇的に変化しました。
よい道具との出会いは、その役割りを果たすだけでなく、やる気までも上げてくれるのだと感じたものです。
以下ではファイリングに役に立つ道具として使用しているものを紹介します。
OLFA(オルファ)キリヌーク 209B
1枚切りできるカッターです。
そもそも1枚切りできるカッターの存在を知ったときは衝撃をうけました。

正直、本当に1枚だけ切れるの?と疑っていましたが、いざ使ってみたら本当に1枚だけ切り抜けてビックリしました。
本体に内蔵されたバネが刃の圧力を一定に保つため、チカラ加減に左右されない安定した一枚切りを可能にしているとのことです。
ちなみに他のメーカーからも1枚切りできるカッターが出ている中、なぜオルファ社のカッターを選んだかというと、美術学校出身の知り合いから「オルファ一択でしょ」と迷わず言われたのが理由です。あっ、そうなんだと。。。

友人の助言はきっと正しかったのでしょう。実際に1年以上使っていますが、見た目はスリムで洗練されていて、替刃を内蔵できる構造などデザイン面にまったく無駄がありません。
ぜひ、試してもらいたいカッターです。
-
1枚だけ切り抜きたいを実現するカッター『キリヌーク』【感動の商品】
続きを見る
ウチダ 直線定規 45㎝ 溝引・目盛付
カッターと合わせて美しい切り抜きに欠かせない定規。
当たり前ですが、カッターと定規を組み合わせればまっすぐにきれいに切れます。
新聞や雑誌のページ内を切り抜く際もカッターを組み合わせれば対象箇所だけきれいに切り取れます。
ただ定規といっても種類がたくさんありますよね。長さに厚み、素材も大事です。
特に長さは、切り抜きする媒体に合わせるのが基本ですが、新聞・雑誌をメインで考えるなら45cmの長さをおすすめします。この長さならA4サイズを余裕をもってワンカットできるのが理由です。

45cmあるから雑誌も余裕を持って切り取ることができます。
色味は、黒やアルミ素材の定規など見た目はかっこいいのですが、透明素材のほうが切り抜き紙が透けて見えるので失敗が減るので良いでしょう。
また切り抜きする媒体が動かないように一定の厚みがある方がよいです。
試行錯誤した結果、今ではウチダ 直線定規 45cm 溝引・目盛付を使っています。
これまで使ってきた定規の中では、カッターの刃が定規に刺さってしまうケースもあったのですが、今のところこの定規ではそのようなことがなく使えています。
ミワックス カッティングマット 450x300mm ブラック MX-A3-B
『オルファの一枚切カッター キリヌーク』を使いはじめて使用頻度は落ちましたが、机を傷つけないためにマットは必須です。
こちらに関しては、カッティングマットを使っています。
長年、切り抜き以外のカッター作業の際にも使っていますが、机に対して滑らず安定していますし、他の工作作業にも使うことができるのでおすすめです。
こちらもサイズ感はA4~A3まで自由に対応できる幅45cm×高さ30cmが使いやすく、1枚持っておくと便利な道具です。
他のメーカーからも数多くカッティングマットは販売されていますが、その中でも『ミワックス カッティングマット』は、定規などの記載がなく、シンプルなデザインがオススメポイントです。ブラックの他にもホワイトもあります。
『ウチダ スケルトンカッティングマット SS ホワイト』も同様にシンプルな見た目ですので、スケルトン素材が良いという方にはこちらもおすすめです。
どうしてもブラックが良くて『ミワックス カッティングマット』に変えましたが、それまではずっとこちらを使っていました。
コクヨ テープのりドットライナー
切り抜いた記事を、A4用紙に貼り付けるためにテープのりを使用しています。
テープのりの良いところは、液体のりと違って、ベタついたり、紙が水分でフニャフニャにならずに、きれいに貼れるという点です。
特に、新聞で液体のりをつかうとインクが溶け出し、大変なことになるのでやめたほうがいいでしょう。
KOKUYOのテープのりは、とにかく安定性が素晴らしいです。この手のものはテープの先が壊れやすかったり、テープの巻取りがおかしくなったりして、最後まで使えないことがあるのですが、KOKUYOのドットライナーに変えてからそのようなことはほとんどなくなりました。
力を加えなくても、スーっと糊を均一に端から端までつけれます。こうした当たり前のことを当たり前にできる点が信頼のおける商品です。
詰替え用テープも売っていますので、セール時や文具店に行ったときに買いだめして置くと良いでしょう。
アスクル「リングファイル A4タテD型4穴背幅41mm」&モノイレリフィルシリーズ
2020年に、ファイリングを始めてから、あらゆるファイルをこのファイルに刷新しました。それほどお気に入りの商品です。
ポイントは、4穴と開き防止ストッパー付きです。
まず4穴だとリフィルのファイリングがしやすく、安定性があります。
2穴だと抜き差しはしやすいのですが、ファイル数が少ないときも多いときも安定性に欠けます。一方で32穴だととにかく入れるのが面倒です。その点において4穴は抜き差しもしやすく、安定するという最適解なのです。
そして、ファイリングするリフィルや紙の量が増えて重みが出てきても「開き防止ストッパー」によって安定して保管、持ち運びができる点もso goodです。
他にも背表紙のところに穴が開いてるので、指をかけることで棚から取り出しやすかったり、少しだけ高さ、幅ともにA4ファイルより長い点、100枚入る厚みが絶妙だったりを褒めたらきりがありません。
ファイルが並ぶ姿も整然とした印象になり、ファイルを増やすことすら楽しみになっています。
アスクル以外だと、リヒトラブ D型 リングファイル A4 4穴がおすすめです。同じ4穴でカラーが白、青、黒の3色展開しています。
色付きのものを好む方とASKULより少し背幅が大きいため量がたくさん入るので、ファイリングするものがたくさんある方にはこちらのが良い選択になるかと思います。
ブラザー ラベルライター ピータッチキューブ PT-P300BT
仕上げにやっておきたいのがラベリング。
ファイルにラベルを貼ると迷うことなく探すことができます。
ラベルライターの『ピータッチキューブ』はスマホから簡単操作できて、絵文字でちょっとしたアクセントのある表現ができる点が気に入っています。
サイズが手のひらに乗る小さいのも気軽に使わせてくれる気にさせてくれます。テープの色は白と黒、それに透明やゴールドまであり、テープ幅も選べるので、貼る場所に合わせたテープを一緒に購入すると良いでしょう。
ちょっとしたことなんですけど、ラベルを貼るだけでファイルの印象も変わります。
ファイリングの仕上げに取り組むことをおすすめします。
切り抜きとファイリングで心地よい生活
断捨離をしたり、ミニマリズムといった生き方を選んだりする人が増えてきています。
それは、厳選する量の程度の差はあれ、自分で選んだ物に囲まれた生活を送っていることは共通しています。
切り抜きをまとめたファイルは、雑誌や新聞としてまとまった形から自分にとって不要な情報を削ぎ落とした状態です。
まさに自分が厳選して選んだものです。
そうしたモノに囲まれている生活は、どこか心地よいものです。
またこの厳選して、それ以外は処分する取り組みは、他のことにも活かされてきます。
なんとなく必要そうだから持っておこうということがなくなってくるのです。その結果、部屋から無駄なものもなくなり、スッキリした日々を送ることにもつながることでしょう。
またカッティングして、貼り付けてという工作活動は、頭と手を連動して使うので、ボケ防止にもよいと言われています。
これからは読むだけでなく切り抜きとファイリングも楽しんでいきましょう!