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本が苦手な方におすすめしたい短編小説/ショートショート

2021年4月20日

本 苦手 おすすめ

みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指して、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。

Twitterのフィードを眺めていたら短編小説/ショートショートブームが起こっているという記事が目に止まりました。

記事では、『5分後に意外な結末』『5分で読める驚愕のラストの物語』『54字の物語』『100字文字SF』『余命3000文字』『純猥談』など具体的なヒット事例を挙げての分析・論考がされています。

簡潔には、累計300万部を突破した「5分後」シリーズが確立した「○分+訴求する感情(泣ける、怖い、恋、等々)」に代表される「短文+感動/驚き」というフォーマットが大人にも受け入れられていること。さらにスマホSNS全盛時代の今、投稿欲求も掻き立てるサービスとともに読み手だけでなく、書き手も増えているいう内容です。

早速、記事で紹介されている書籍を購入して読みました。そしたらまるでジェットコースターのような体験で、1作品読むたびに、次の話も読みたいと掻き立てられる中毒性があり、買ったその日はスマホそっちのけで読んでしまいました。

フォーマットで作られた短編小説/ショートショートは、本が苦手な方にもとても楽しめるものだと思いますので、そのあたりについて思ったことをまとめます。

後悔しにくい短さと内容。ネタバレは歓迎されている

短編小説/ショートショートの一番の良さは、やはり読了時間の短さでしょう。

5分後シリーズは、その名の通り5分で感動や驚きを得ることができます。また54文字や100文字といったシリーズは、twitterの140文字よりも少ない分量です。数十秒あれば読後感を味わえます。

こうした短さが受け入れられている背景には、後悔をしたくない、失敗をしたくないという気持ちが現れているのではないでしょうか。

今はスマホ上で世界中の面白いコンテンツが無料~月額1,000円程度で見れる時代です。

そうした環境で生きている中、時間をかけて本を読んだのに面白くなかったらどうしよう?という気持ちを無意識にでも持つ人がいてもおかしくないでしょう。むしろ大半の人がこうした思考を持っているのではないでしょうか

そして、もう一つの魅力は作品のフォーマットです。
「短文+感動/驚き」のフォーマットは、予定調和のようにどのような感情にしてくれるかが分かることで読む障壁を低くしてくれます。

これも後悔したくないという気持ちの現れのように思われます。
つまりある程度はネタバレしているほうが好まれるのです。

実際に読んで見ると気持ちよいほど感情が揺さぶられるのですが、ここは映像や写真や漫画といったエンタメとは異なり、活字ならではの良さが活かされます。

それは作品を読んで想像する世界は、読み手次第という点です。

予定調和の方向に、読み手自身が、登場人物を誰か身近な人に置き換えてしまうことなどしながら無意識に感動作品に仕上げ、短い時間の読書体験を満足行くものにしているのです。

本という形のメリット

短編小説 メリット

記事で紹介されている短編小説/ショートショートから『余命3000文字』『5分後に慄き極まるラスト』を買って読んでみましたが、それはまるでジェットコースターのような怒涛の3分~5分でした。絶叫すると分かっていて、ほんとに絶叫してしまったという感じです。

そうなるともう一度乗りたい(読むたい)となってしまうものです。
そして、次の話へと1ページめくり、そのまま中毒のように読み進めてしまいます。

こうした時、アンソロジー(異なる作者による作品を集めたもの、または、同一作家による作品集)として次から次へと読むことができる本という形になっていることに、読み手としては価値を感じることができます。

一つ一つの話は、小説投稿サイトなどで投稿された作品が多いため、WEB上でも読めます。ただし、出版社による編集が入ることで、先述のとおり後悔しない形にまとめまっているという点においては本という形のほうがメリットが大きいでしょう。

本への抵抗が薄まり、好きになるかも

本 苦手 おすすめ

「短文+感動/驚き」の短編小説/ショートショートは、本が苦手な人でもすぐに楽しむことができます。まずは自分が得たい「感情」を探して読んでみるのがよいのではないでしょうか。

本が好きになるきっかけになるかもしれませんよ。

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みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

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