広告

【カメラ初心者から気づけば7年】今では仕事をもらって小商い

2021年5月7日

カメラ 仕事
みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

撮影仕事を終えて帰宅する電車の中、初めてカメラを買ったときのことを思い出していました。

当時は、趣味として買ったものだから仕事としてお客さんのために写真を撮るなんて考えていませんでした。それが今回の撮影ではモデルさんをアサインし、額に大量の汗を流しながら必死で写真を撮っている。こんなことになるなんてと、少しおかしくて笑ってしまいそうです。

そんな私のカメラの購入歴は、canonのコンデジから初めて2020年8月に初めて新品のフルサイズ機『CANON R6』を購入したという感じです。

今回は、カメラ初心者から7年、小商いができるようになるまでのカメラ話をしたいと思います。

カメラを買った理由

カメラ 購入理由

きっかけは、ブログに掲載するための写真を撮ろうと思ったことです。

当時から旅に出張に移動する機会が多かったことから、その時の記録をスマホではなく、カメラで撮っておきたいと考えていたのだと思います。

今では当たり前のようにレンズが3つも4つもついているスマホですが、7年前は単眼で決してカメラ性能が良いとは言えませんでした。

また周りにカメラマンの知り合いと何人かいたことも刺激になっていました。
彼らが撮った写真を見せてもらう度に、シンプルに「すごっ!」と思いましたし、同じ場所を見ているのにどうしてそんな画が撮れるんだろうと驚いていました。
さらに彼らはとにかく撮ることを楽しんでいて、「カメラで写真撮りはじめると人生が楽しくなるよ」と言われたことは今でも忘れません。

そして、まさにそのとおりだったと7年後の今、思っています。

コンデジから始めたカメラの変遷

1.『PowerShot S120』

最初に購入したカメラは、キヤノンの『PowerShot S120』です。

コンデジかよ!って突っ込まれそうですが、撮り続けることができるかもわからなかったので、撮る癖をつけるために値段もそこまで高くないコンデジから始めようと考えたのです。

なぜキヤノンでこの機種なのかというと、キヤノンはカメラメーカーとして資本力があるからという経営視点と、『PowerShot S120』のF値1.8がすごいというレビュー記事をたくさん見て、何がすごいかわからないけど、良さそうだと思って買いました。

ポケットに入るほど小型ですから常に持ち歩いて、毎日撮っていました。

24mm-120mmまでデジタルズームできるので、この時いろんな画角については感覚的に学んだ気がします。

最初に高くて重いフルサイズ機ではなく、コンデジで撮る癖をつけたことがカメラを続けるきっかけになったのは間違いないと今でも思っています。
今ではスマホの性能が優れていると言っても過言ではないので、コンデジを持ち歩いている人を見ることはほとんどなくなりましたが、正直、カメラ初心者におすすめしたいのはコンデジで撮る癖を付けることです。

2.『PowerShot G9 X』

続いて購入したのはキヤノンの『PowerShot G9 X』です。

コンデジで1インチセンサー。しかも超軽量というところに惹かれて購入しました。センサーを大きくするという『PowerShot S120』からの順当なグレードアップの選択でした。

このカメラもポケットサイズ。ケースを装着することなく、毎日持ち歩いて、なにか気になるものがあれば撮っていました。正直、いまでも1インチセンサーの画質はスマホよりも全然クオリティが高いと思いますし、撮り方次第でボケ感も十分出せると思っています。

3.『Nikon FE2』

次は、2017年の夏頃だったでしょうか。購入したのはフィルムカメラ『Nikon FE2+AI Nikkor 50mm f/1.4S』です。

『PowerShot S120』『PowerShot G9 X』と続いたコンデジのおかげで撮る行為に慣れたこともあり、次のステップとして写真をligthroomを使って編集したり、nohanaというアプリで写真のアルバムを作り始めたりしていました。つまりデジタルの世界にドップリ浸って写真を楽しんで言いました。
その一方で、デジタルとは異なるフィルム撮影に興味を持ち始めてしまい、カメラについて基礎から学びたいという意識が芽生えてきて、フィルムカメラに手を出してしまいました。

その際に新宿の中古カメラ屋に相談に行って勧められたのが、Nikon (ニコン)フィルムカメラ FM2と標準レンズのAI Nikkor 50mm f/1.4Sです。理由はカメラの学校でよく利用されている基本的な機種だからということです。

このカメラを使うことで一番学んだことは、1枚1枚に自分なりの感情を込めて、集中して撮ることです。
気軽にコンデジで毎日撮っていた生活から一転、1枚1枚やり直しができず、さらにフィルム代と現像にお金がかかる経験は貴重でした。今でも時々、使用しています。

4.『EOS 6D』

ついにフルサイズのキヤノン『EOS 6D』へ。

と言っても友人からリーズナブルな金額で購入させていただいたので年季のはいった中古です。

この機種を使い始めてからコンデジ生活とお別れしました。やはり画が違いました(笑)

一方でコンデジの軽さが恋しいと思うことがあったのも事実です。

『EOS 6D』は、キヤノンの中では一番軽量な一眼レフを謳っていましたが、コンデジと比較したら正直、比較にならないほど重いです。それとF値を絞ったときのボケ感とかピント合わせなど思うような画づくりを身につけるまで苦労しました。

それでも特にフルサイズの単焦点レンズの組み合わせの画は、とてもコンデジで出せるものではなく、1枚1枚がとても楽しく、夢中になって撮っていました。今でもこのときの経験が残っており、ズームレンズよりも単焦点レンズを好んで使用しています。ズームレンズの写真だと物足りなくなってしまうのです。

きっと初めて使ったレンズは、その後に影響を与えてしまうのかもしれませんね。

『EOS 6D』を毎日、持ち歩いていたので、気づけば周りからカメラマンのように思われるようになり、ちょっとしたイベントで撮ってとお願いされたりと、仕事の相談をされるようになりました。やはり大きいカメラを持っているという「見た目」は大事です。

ちなみに相談があった際は、自信がなくても勇気を出して請けていました。さらに少額でもお金を頂くようにすることで責任感を持って、プロとして撮影に臨むようにしていました。このときのプレッシャーに向き合ったことは、大事な選択だったと今でも思います。

5.『EOS R6』

そして、現在つかっているのが愛機キヤノン『EOS R6』です。

2020年8月、当時出たばかりのフルサイズミラーレス『EOS R6』を購入しました。7年目にして初めての新品のフルサイズ機です。

個別にレビューもしたいほどお気に入りのカメラで、一言でいうと絶対の信頼を寄せることができるカメラです。

特に仕事の面においては、AF(オートフォーカス)の速さ・正確さ、高感度耐性、連射性能が高いので全く困りません。特に、室内で感度を気にせず撮れるのはかなり助かっています。

趣味と小商いの両立

カメラ 仕事

元々はこの記事を書いているbooklifeのようなブログのために始めたカメラ初心者でしたが、気づけば小商いができるまでになりました。

現在使用している『EOS R6』は、たしかレンズキットで40万くらいしたと思います。ですが、幸運なことにこの金額を回収できるほどのお仕事を半年でいただくことができました。その前の6Dのときは、回収するまで1年以上かかりました。欲しい物を購入しても、時間をかかっても回収できる趣味を持てたことは良かったように思います。

ただ小商いをすることは楽しいことではありません。

なんといってもお客さんの目的を叶えるための表現手法にしなくてはいけないので、好きなように撮れる趣味とは異なります。あくまで対価として写真を撮るので、楽しいというよりとにかく悩んで考えて、一枚一枚撮っていく作業になります。気持ち的にはかなり追い込まれます。

ですが、そうしたお客さんのサービスやモノを活かす写真表現を通して得れるスキルも多く、最近では、趣味の写真にも活かされています。結局は、気持ちのバランスを取れる範囲で、少し背伸びしてでも仕事を請けれるチャンスがあれば受けたほうがいいのかもしれません。

しかも何よりカメラが楽しすぎて、現在進行系でどんどんレンズ沼へと落ちている最中で、この沼を楽しむためにも小商いをもっとする必要がありそうです。

ちなみにbooklifeで使用している写真の大半は『EOS R6』で撮ったものを掲載中です。7年前のブログで掲載していた写真と比較すると成長を感じます。さすがに7年という期間続ければ、人は成長できるものだなと実感します。

きっかけは人それぞれでも、カメラを通じて小商いをしたいと思っている人はいることのではないでしょうか。そんな方に一人の軌跡が参考になったなら嬉しいです。

また他の記事ではおすすめのカメラやレンズなど紹介してきますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。

OM-D E-M10 MarkⅡ
オリンパス OM-D E-M10 MarkⅡ 小さくて、軽い中古カメラの最適解

続きを見る

M-ROKKOR90mm
M-ROKKOR 90mm F4をEOS R6に装着して新宿をスナップ

続きを見る

日経にも掲載された読書会が復活!

読書しない読書会
  • この記事を書いた人

みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

-カメラ, 雑記