こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!
booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指したい人向けに、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。
ついつい増えてしまう本や雑誌をどのように整理していますか?
あまりに増えた場合は、やむを得ずブックオフやvaluebooks、メルカリを活用して処分している方もいるかも知れません。それでもやはり売りたくない本はあるものですし、特に装丁が好きで購入した本であれば収納するのでなく、常に見えるところに置いておきたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
今回は、お気に入りの本を飾るマガジンラックの作り方と壁に掛ける方法についてご紹介します。
Contents
本は飾ると立派なインテリア
カフェやレストランなどで本を使ったインテリアに憧れたことはありませんか?
そう、本は立派なインテリアにもなり、飾ることで生活がより楽しくなる道具なのです。つまり本は決して本棚に整理して収納することが正解でもないですし、読むだけが本の役割でもありません。
とはいえ、おしゃれなカフェのように自宅に飾ろうにも、特に賃貸だと制限もあり、さらにスペースも限られていて諦めがちてしまいがちです。
ですが、今回紹介する『壁美人』という道具を使えば重いものも壁に掛けることができます。さらにマガジンラックや本棚をDIYすれば、デッドスペースを有効活用した本棚に囲まれた部屋を作ることができます。
マガジンラックを壁掛けする方法
賃貸物件の場合、原状復帰の観点から壁に大きな穴を開けるネジを使うことはできるかぎり避けなくてはいけません。
そこで今回は、ホッチキスだけで壁掛け収納が実現できる「壁美人」という道具を使い、マガジンラックを壁掛けました。
「壁美人」の仕組みは、白い「壁側金具」をホッチキスで壁に取り付け、対となっている銀色の「受け金具」を取り付けたマガジンラックを「壁側金具」にかける(フック)する方法です。
壁美人を取り付けるのに必要なのはホチキスのみです。そのため壁にはホチキス穴しかできず、それも気づかないほど小さく、数があっても目立ちません。それでいて、耐荷重が大きく、耐久性に優れています。
実際にマガジンラックを壁美人を使った壁に掛けた写真はこちらです。壁に掛けた金具とマガジンラックに取り付けたフックにより支えられています。
壁美人については以下の漫画による説明がわかりやすいので参考にしてください。
さらに詳しく
またマガジンラックや棚をDIYしなくてもセット販売している商品がありますので、すぐに実現したい方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
マガジンラックの作り方
世の中には素敵な家具は沢山ありますが、部屋にあったサイズや色味、見た目を実現するためには自らで作るという選択肢を考えても良いでしょう。
今ではDIYの木材も工具も沢山揃っており、オンラインを始め入手しやすくなりました。さらに値段も手の届かないものではなくむしろ工具一式揃えても家具を買うより安いことのほうが多いほどです。それに工具は一度購入してしまえば何度でも使えます。
工具も進化していますので、いざ作ってみると楽しく、思ったより簡単と感じる方も多いかもしれません。
以下では実際に賃貸の部屋に取り付けたマガジンラックの作り方を紹介します。
マガジンラックを壁に取り付けるために用意したもの
用意したもの(工具含まず4,000円くらい)
- 木材1(SPF 1×4 長さ約244cm)(カット込み900円くらい)
- 木材2(SPF 1×1 長さ約91cm)(200円くらい)
- 壁美人 石膏ボード用固定金具 P-8 ホワイト 2枚セット P-8Shw(1,350円くらい)
- 壁美人 ホチキスで取付壁掛けフック P-8 受金具平型 2枚 P-8Hh(500円くらい)
- 各種ネジ(300円くらい)
- ターナー色彩 ミルクペイント スノーホワイト200ml(700円くらい)
用意した工具
- HYCHIKA 電動ドライバー(3,200円くらい)
- KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入(440円くらい)
- ハンドサンダー クリップ式 木柄 70×200mm(1,100円くらい)
- アサヒペン ペイント刷毛(410円くらい)
壁美人は、amazonや楽天など各種通販サイトやホームセンターで販売しています。
電動ドリル・ドライバーは、小型軽量のものを使用しました。こうした道具は機能やパワーを求めたらピンきりですが、小型の家具程度であれば軽量のものでも十分です。
またDIY以外でも何かしらでドライバーを使う際にも有効なので、一家に一台あると何かと便利です。
塗料は、ターナー色彩 ミルクペイントを購入しました。屋内向けでいながら本格的な仕上がりになります。しかも水性でそのまま使える取り扱いしやすい塗料です。色の種類も豊富なので自分の好きな色に仕上げることができます。今回は、部屋の家具を白色で統一しているので、スノーホワイトを選びました。
ペイントする際に、木材の表面がザラザラしたり、トゲが出ていたりすると、塗料がきれいに乗りません。そのためペイントする前に気になる箇所には紙ヤスリ(サンドペーパー)を掛けて、木材の表面を均一にする必要があります。
紙ヤスリは、手でもかけることができますが、紙ヤスリ(サンドペーパー)を取り付けて研磨を行う工具「ハンドサンダー」を使うと効率良く均一な磨きが行えます。
木材は、ホームセンターの島忠で購入し、木材のカットサービスを利用して必要な長さにカットしてもらいました。ワンカット66円(税込み)です。
それでは以下では実際に行ったマガジンラックを壁に取り付けるまでの流れをご説明します。
手順0.完成系をイメージする(ミニチュア版を作成)
以前の記事でも紹介している通り前回は壁に本棚を取り付けたのですが、その上のスペースも活用したいと考え始めました。そこで壁の上部のスペースにマガジンラックを取り付け、本を飾ることにしました。
参考本棚を壁に掛ける!?賃貸でもできるDIYアイデアで収納力アップ
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壁の長さを図り、必要となる木材の長さを決めました。また壁に掛けるために木材は軽いほうがよいので、軽くて扱いやすく値段も安いSPF材を今回は採用しました。
手間を惜しまないのであれば、仕上がりをイメージするために比率を揃えて紙で厚紙などを使いミニチュア版を組んでみるとよいでしょう。ネジを締める場所も正確にイメージができます。
手順1.壁に掛ける木材に壁美人を取り付ける
壁美人の「受け金具」を取り付けていきます。
今回は、最大静止荷重が1枚あたり「12kg」ある壁美人を2枚使用しました。
手順2.木材を組み立てていきます
完成イメージに沿ってドリルで下穴を開け、ネジを締めていきます。
今回は、5枚の板をつけることでマガジンラックが完成しました。
手順3.本を置いて安定感のテスト
壁にかけても本が落ちないか実際にテストします。大きな問題はなさそうです。
手順4.壁に壁美人を取り付ける
「受け金具」をつけた場所に合うように壁美人の「壁側金具」を壁に取り付けます。
手順5:マガジンラックをかける
マガジンラックを掛けて、本を置きます。本棚に眠っていたお気に入りの写真集を飾る環境ができました。
手順6:マガジンラックを白くペイント
紙ヤスリ(サンドペーパー)で表面を磨き、その後ターナー色彩 ミルクペイントを使ってマガジンラックを塗っていきます。
1度だと塗料を吸い込んで木目の感じが残ってしまうので、今回は2度ほど塗りました。
手順7:完全乾燥させて完成
約1~2日ほど乾燥させて、棚に掛けて完成です。
空間を活用して好きなものに囲まれた生活を
どれだけ好きな装丁の本を買っても本棚に閉まっていたら勿体ありません。
そんな時は壁を有効活用して、まるでアートのように本を飾ってみましょう。
今回のように壁美人を使った方法なら賃貸であっても大きな穴を開けることなく取り付けることができます。また今回のように家のスペースに合わせて理想のマガジンラックのような家具を作ってしまうことも良いでしょう。
自分の好きな物に囲まれた空間は、やっぱり心地よいものです。
早速、家の中を見回して、壁のデッドスペースを有効活用してみてはいかがでしょうか。
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