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浮雲書店 俳都松山に漂う古くて新しい古本屋【松山の本屋】

浮雲書店 松山 本屋

こんにちは、みたっくすです!

本屋LIFEでは、「本を楽しむ生活」をモットーに、本にまつわるたくさんの内容を発信しています。

今回は本屋紹介ということで、愛媛県松山市にある古本屋「浮雲書店」をご紹介します。

松山市は、俳都松山と言われており、正岡子規、高浜虚子といった著名な俳人を輩出した文学の街であることも関係してか、この土地ならではの本も販売していました。

さらに浮雲書店に置いてある本の年代はどれも古く、それらの本が作り出す世界は独特の趣を感じさせてくれます。

そんな俳都松山に漂うようにオープンする「浮雲書店」の魅力について詳しく見ていきましょう!

古書・古本が作り出す新しい世界観

浮雲書店 本屋 店内

古書が作り出す店内は、どことなく大正・昭和の風情を感じさせます。(実際にはその時代をほとんど生きていないのであくまで感想です。)

店内に置かれた古書一つ一つは古く、中には日焼けや劣化している本もあります。ただそうした本がミックスされた世界観は、デジタル社会に進んでいる反動なのかどこか新しさも感じさせてくれます。

浮雲書店 本屋 店内

それは、ファッションや音楽の分野で起こっていることに似てきたのかもしれません。

古着を購入して、手を加えて新しく仕上げて販売したり、サンプリング用にレコードを購入して新しい音楽が作られているように、時代が経つことで一周回って新しさの要素にもなりえます。

例えば、箱に入れられた本やカバーが刺繍で作られた本など今ではみかけなくなった古書は、特に目新しく映ります。

浮雲書店 本屋 店内

また本の新たな活用という点では、本をインテリアにしたり、本をコンセプトとしたカフェやホテルのようなショップが増えています。ただそこに使われている本は、コーヒーテーブルブックのようなデザイン・アートといったジャンルの本が多めです。

そんな中、あえて古書を組み合わせてデザインしてみたらどうだろうか。
うまく調和できたら素敵なお店になるのではないかと妄想を掻き立てられます。

目につく正岡子規

浮雲書店 松山 本屋

松山出身の著名な俳人といえば「正岡子規」。
明治時代に、「俳句は季題を持ち、五七五音より成る定型詩」という現代俳句の原型を確立したと言われています。

そんな土地柄を表すようにしっかりと子規全集が置かれていました。

浮雲書店 本屋 正岡子規

松山は、俳都松山と呼んでいるように文学の街でもあることから、当時の文学書が棚には並んでいます。きっとこの地ならでは希少な本との出会いもあることでしょう。

浮雲書店 本屋 店内

好きなテーマを深堀できる楽しさ

浮雲書店 本屋 店内

浮雲書店では、置かれている本の出版時期の幅がすごくあります。そのため一つのテーマに対して時代を遡って楽しむことができます。
これは古本屋ならではの楽しみで、好きなテーマがあれば楽しくて仕方ない時間となるでしょう。

例えば、山岳をテーマにした特集コーナーが入口付近に組まれていました。

浮雲書店 本屋 店内

他にも民謡や美術史をテーマにした棚や当時のシリーズ物など、いろんな切り口で大小のコーナーが作られており、少しでも興味のあるテーマの場所を見つけたら深みにハマりかねません。

浮雲書店 本屋 店内

浮雲書店の武井店主との会話

浮雲書店 本屋 店内

観光で訪れるお客さんの中には「坂の上の雲」をまとめて買われる方がいると話されていました。確かに小説の舞台となったこの場所でもう一度読みたい!と思ったり、この場所に来たことをきっかけに読んでみよう!と思ったりする気持ちには共感してしまいます。

※浮雲書店の徒歩圏内に「坂の上の雲ミュージアム」があります。

旅先で興味の幅が広がるということは多々あります。
そうした興味を深堀りするためにもその地の本屋を訪れて、お土産に本を買うというのも良いかもしれません。

古本屋というと敷居が高いように感じるかもしれないですが、浮雲書店は趣のあるお店で見ているだけでも楽しいお店です。また店主の武井さんはとても気さくな方なので普段本を読んでいなくて・・・という方も億劫にならずに入ってみましょう。

また21時まで営業されているとのことで、旅で訪れた際は食事の後にふらっと訪れることもできます。

浮雲書店 本屋 店内

夕方過ぎの暗くなってからの浮雲書店の雰囲気もお店の名前のようにとても魅力的です。ぜひ、浮雲書店で素敵な本屋LIFEをお過ごしください。

今回訪れた本屋 浮雲書店

住所 〒790-0014 愛媛県松山市柳井町1丁目13-16-101
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営業日 不定休
営業時間 平日:12時~21時 / 土日祝日:12時~21時
※2018年より冬時間(12月~2月くらいまで)を導入中
※最新の情報はHPまたは店舗にお尋ねください
HP 公式ホームページへ

本屋訪問memo

新型コロナの影響で、本を読もうとお店に来られる方が増えたと武井店主が話されていたのが印象的でした。またネットには案内を出していない地元で開催中の本にまつわるイベントを紹介してもらったとき、デジタル社会と言われても現地に行かなくては知り得ないことばかりだなぁと考えさせられました。

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