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2019年4月の本棚 | 『映画で考える』『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 』など

2019年4月28日

『映画で考える生命環境倫理学』『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 』
みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指して、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。

今回は、2019年4月に買った 『映画で考える生命環境倫理学』『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 』などを紹介します。

『映画で考える生命環境倫理学』

著:吉川 孝, 著:横地 徳広, 著:池田 喬, その他:信太 光郎, その他:瀧 将之, その他:渡名喜 庸哲, その他:山田 圭一, その他:佐藤 香織

SF映画などのフィクションは、私たちにとって当たり前の現実が、ほかでもありえたことを教えてくれる。映画を思考の手がかりとしながら、気鋭の8人の論者が人間とは何かを問い、生と死、私と他者、心、愛、知、環境、科学技術といった問題を考える。倫理学的に考えるためのヒントが詰まった生命環境倫理学の新しいテキスト。

出版社より引用

4月の終わりに「過去の名作映画」を鑑賞し、「その感想」をシェアする「映画を使って考える」会を企画しています。

そんな中、同じようなことを考えていそうなタイトルの本を見つけたため手にとった本です。

内容は、テーマごとに章が組まれており、ちょうどテーマを設けて議論する企画も考えていたところだったので、企画をブラッシュアップする上でも参考にもなりそうだったので購入を決めました。

『「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで』

何千年も前から人類は香料を利用してきましたが、じつは匂いを感じるメカニズムやその正体は長い間謎に包まれていました。自然にはどんな香りが存在するのか?
人は新しい香りをどのように作りだしてきたのか?アロマテラピー、香水、シャンプーや石鹸などの香りは、人体にどのような影響を与えるのか?香りの神秘を最新科学で解き明かします。

 

出版社より引用

最近、海外から観光客がたくさん集まっているコンビニの匂いが香水など色んなものが混ざって、まるで海外にいるかのようななんとも言えない匂いの空間になっていることがありました。
さすがに個人的に合う、合わないの匂いはあるので、それ以来そのコンビニに足を運ぶ気がなくなったこともあり、この本のタイトルを見たときに、匂いの影響力は大きいよなぁ~と考えた記憶が蘇りました。

これからの日本は、海外から訪れる方、働く方が増えていくことが想定される中、これまで体験しなかった匂い、香りとの関わりは増えていくと思いました。ビジネス視点ではチャンスと考えれるし、そもそも私自身としてもどのように対処していくべきか考える必要があると思い、この本を手に取りました。

パラパラとめくる中で、香りを教養の一つとして授業で教えている国があるという話を聞いたことを思い出しました。これから海外でも仕事をする上では、香りの教養を身につけている人たちとコミュニケーションをとることにもなるでしょうから、これ機に勉強しておこうと思い、購入しました。

『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた』

文明が滅びたあと、あなたはどのように生き残るのか?穀物の栽培や紡績、製鉄、発電、印刷、電気通信など、人類が蓄積してきた厖大な知識をどのように再構築し、文明を再建するのか?日々の生活を取り巻くさまざまな科学技術と、その発達の歴史について知り、「科学とは何か?」を考える、世界一五カ国で刊行の大ベストセラー!

出版社より引用

昔では想像もできなかったであろう科学文明に囲まれている私たちですが、もしそんな「文明を知っている人が、戦国時代にタイムスリップしたら戦国大名になれるかのか?」というと決して簡単なことではないでしょう。

中二病みたいな思考ですが、「使い方を知っている」だけでは科学のことをほとんどわかっていないに等しく、それはあらゆるモノが相対的に安くなり、修理するよりも買い直したほうが安くなっている現代において、原理やメカニズムまで知る機会自体が減ってきていることも関連しています。

だからこそ本のタイトルを見たときに、「科学文明に囲まれているだけで何も創ることができなくなっているのではないか?」という思いと「ではどう備えればよいのか?」と自分に問いかけてしまいました。また以前「ゼロからトースターを作ってみた結果」を読んだときも同じような事を考えていたことを思い出し、普段から原理原則から理解していく行動を心がけるように手元に置いておこうと思い、購入しました。

さいごに:たまには無意識を形にしてみる

購入本が気になった理由を俯瞰して見ると、自分なりの「起こり得る未来」を無意識に選んで選んでいることに気づきました。

「映画で考える」は、1ヵ月以内のことを。
「香り」は、近未来を。
「科学文明」は、遠い未来を。

なぜ「未来」というキーワードが私の中から生まれてきたのか?

それは、今はわかりません。ただ無意識なことを意識できる形にすることは大切なことではないでしょうか。

選んだ本のキーワードに対して関心を寄せる日々を送ることになり、世の中の見方がきっと変わっていくことに繋がるからです。

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みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

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