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2021年5月の本棚 | 『サステイナブルなものづくり』『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』など

2021年6月4日

5月 購入本

みたっくす

こんにちは。みたっくす(@book_life_net)です!

booklife(ブックライフ)では、「本のある生活」を目指して、本と触れ合うきっかけや本のある楽しい日常を発信しています。

今回は、2021年5月に「こんな本を買いました」という紹介です。

『サステイナブルなものづくり―ゆりかごからゆりかごへ』

SDGsに関連する書籍として知った本です。

きっかけは海外のSDGsやESGに関連する書籍を調べている際に何度も『cradle to cradle』という書籍を目にしたことです。バイブル的な本なのかなと気になり欲しい物リストに登録したところ、日本語翻訳版の『サステイナブルなものづくり: ゆりかごからゆりかごへ』がレコメンドされてきたので購入しました。

『cradle to cradle』は2002年に刊行された本ですが、20年近く経った今に読んでもその内容は色褪せているとは感じませんでした。

メッセージは、「ゆりかごから墓場へ」ではなく「ゆりかごからゆりかごへ」。

「自然から得たものは自然に還すこと」を本気で実践するための内容が書かれています。これからのものづくりを考える上で一読しておいてよかったと思えた大切な一冊となりました。

『ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし』

ゼロ・ウェイストとは、「すべての製品を再利用するために、再資源化を助長させようという哲学のこと」です。この言葉を知ったのは、徳島県にある上勝町が、2003 年に自治体として日本で初めての「ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言」をしたときでした。

「ゼロ・ウェイスト宣言」から17 年経過した現在、リサイクル率80%を超えているとのことで、その取り組みは、世界中のゼロ・ウェイスト実践者からも注目を浴びており、毎年3,000人近い人が町を訪れていると聞きます。

そんな「ゼロ・ウェイスト」という取り組みを知ってから18年経った今ですが、前述の『サステイナブルなものづくり: ゆりかごからゆりかごへ』と合わせて理解を深めようと考えています。

『大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ』

アニメと教養。

この組み合わせに違和感を感じながらもその通りだよなと思ったことが、購入のきっかけです。

例えば、「アニメ」産業は、日本を語る上で欠かすことのできない産業へと成長しました。
つまり大人として国を代表する産業を説明できることは当然のことになったといえるでしょう。

さらに日本のアニメの中には、いわゆる教養と言われる知識や社会との関係性が詰まった作品も増えてきており、とにかく奥が深く、いろんな視点を持っていなければ本当の意味で作品を理解することが難しくなっていると感じていました。

正直、最近では観るのに覚悟がいるというか、映画を見る以上に体調を整えてからじゃないと観るのが大変といった作品が増えているように感じています。年々、鑑賞後の疲労感が増しているんですよね。。。

ちなみこの本の目次を見た際に、第一章の作品が『シン・ゴジラ』と書かれていて、あれは「アニメなのか?」と出落ち感のある疑問を持ったこともいい意味で、購入の決め手となりました。

『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』

K-POPに、ハマっています。

そんな中、ビジネス関連で有料購読しているメルマガの中で、この本が必読書として紹介されていました。ハマりにハマって、自分なりに分析している中だったので、この本との出会いは偶然なのか必然なのかわかりませんが、きっと意味があると思って買いました。

すぐに読み終わり、K-POPはビジネスモデルの最先端を走っていると確信できました。そして、どんなビジネスにおいても見習うべき点が非常に多い内容だと思います。

『全世界史 上巻・下巻』

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著者の出口 治明氏によって書かれた別のシリーズで、『0から学ぶ「日本史」講義』を読んだことがありました。世界の中での日本の歴史が書かれているる点が新しく、今まで持っていなかった視点を取り入れることができました。

一方で、世界史に詳しくないことを痛感もする機会となったので、GWの期間を利用して読もうと購入しました。

5,000年という人類史を想像しながら読んでいく時間は、この上なく至福でした。どのように感じるかは人それぞれかと思いますが、これまでの5,000年の流れから今の世の中を見詰め直すこと、その歴史の中にいる自分という存在を考える機会になるのではないかなと思います。

そして、世界の歴史を知ったことで、これからの未来がよりクリアになった気がしています。

『哲学と宗教全史』

なぜ宗教と哲学が一緒に語られるのか?

一つ一つでも十分語られそうなテーマを一緒にまとめた本の企画がまず気になりました。

また前述の『全世界史 上巻・下巻』を読み終わり、世界史の全体をつかみはしたものの、歴史は「ある物事」から見るとその事実はまた大きく変わって見えることも同時に経験しました。

「哲学と宗教」の視点から歴史を見ると世界史の見方はどのように変わるのか?そんなことを楽しみに読んでいくつもりです。

『余命3000文字』、『5分後に慄き極まるラスト』

ショート・ショートという短編小説シリーズです。

4月に以下のように今、流行っているという記事を書きました。

その際に、タイトルに惹かれた2冊がこちらです。

ちょっとした息抜きに一話読めるので、机の周りやかばんの中に忍ばせているのですが、ついつい次の話が気になってしまい、1話で追わることができないという嬉しい悩みを与えてくれる本です。

『妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館』

金沢21世紀美術館の写真集です。

4月に訪れた際、建物に興味を持ってしまい良い本はないかと考えている中、古本屋さんを歩いている時に偶然見つけて即購入しました。 もう絶版本なんですかね。ネットでも在庫が限られているようでした。

いまでは表紙の写真を気に入ってしまい、本棚に飾っています。

中身だけでなく、インテリアとしても楽しめるのは一石二鳥でお得に感じますね。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本は、知識や情報を得る目的以外にもジャケ買いしたり、読まないで飾っておくなど人それぞれたくさんの楽しみ方があってよいのではないでしょうか。

今回の記事が本に苦手意識のある人にとって本に対して少しでも興味を持つきっかけになってもらえると嬉しいです。

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みたっくす

本のある暮らし応援メディア「booklife」運営者。 podcastでは本のある生活を中心に、本に纏わる話から本の感想、本の未来に関する考察を発信しています。月に一度「読書しない読書会」を開催しています。

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